2017年のご挨拶

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あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い致します。

昨年後半はほとんどブログを更新出来ず、申し訳ありませんでした。本業であるイノベーティブ・ソリューションズの経営に時間を費やし、なかなか情報発信が出来ておりませんでした。

さて、新年にあたってのご挨拶をさせて頂きます。

2017_new_year.png

昨年、イノベーティブ・ソリューションズではビジネスの新たなコンセプトとして「標準業務プロセス」の重要姓を打ち出しました。日本は既に人口減少社会に突入しています。一般的にはまだ実感が湧かないかもしれませんが、社会の端々ではそれを原因とする問題が徐々にではありますが表面化してきています。

人口が減ってくるとビジネス面ではどうなるか? というと「お金を出しても働き手を雇うことが出来ない(人を集められない)」という事態になります。限られた人手で今まで通り(今まで以上)の成果を出すためには各個人の生産性向上を図る以外に道はありません。特に物流業界はそれが顕著です。イノベーティブ・ソリューションズではお客様の生産性向上のためのソリューションを提供していきます。

こう書くと「GeneXusと全然関係ないじゃないの?」と思われるかもしれませんが、「生産性向上」という観点ではソフトウェア業界も同様ですよね。というか、ソフトウェア業界こそ生産性向上を実現しないといけない業界です。この業界では工数という見積もり方法が根強く、生産性を上げれば上げるほど売上が下がってしまい生産性向上のモチベーションが発生しづらいです。これはビジネスモデルに起因するものなので、変えることは一筋縄ではいきません。しかし、いまだに炎上案件とかデスマーチとかいった話が後を絶たない状況では、なんとしても変えていかないといけない事だと思います。

さて、今年の活動目標です。

1.業務プロセス標準化コンサルティング

先にも述べたとおり、企業の生産性向上を実現するためには標準業務プロセスの定義が必要です。ただ、これは最初に定義すればそれで終わりではなく、日々の業務をこなしながら問題点を見つけ、業務改善を行い、それを繰り返し継続していくことが重要です。

ユーザー企業が自立的に業務改善サイクルを身につけて頂く為に、iGrafxという業務プロセス可視化ツールを採用しました。昨年は2回セミナーを開催しましたが、実際にお客様に採用頂いて、現在導入も行っています。今年はそれらをフィードバックし、ブラッシュアップしたサービスの提供・セミナーの開催を行っていきたいと思います。

2.スマホアプリ

GeneXusではスマホアプリの開発案件が多くなってきました。特にワンナレッジでiOSアプリ、Androidアプリの両方がジェネレートできるのは他のツールには無い強みだと感じています。

又、スマホアプリの場合はUX(ユーザー・エクスペリエンス)が非常に大切になってきますが、これは従来のウォーターフォール(つまり、設計書として紙に画面遷移やレイアウトを記述し、レビュー・仕様確定する方法)だと、使い勝手の良いアプリにはなりません。

これもGeneXusの強みであるプロトタイピングを繰り返す事で早いタイミングからユーザー自身にアプリの出来上がりを実感してもらい、よりよいUXとはどんなものかを一緒に検討していくことができます。

イノベーティブ・ソリューションズとしては、スマホ単体だけではなく、レーザースキャナーやウェアラブルデバイスなどと組み合わせたアプリケーションの開発に取り組んでおり、物流倉庫などの現場業務にもスマホ+アプリのソリューションを提供していきます。

3.海外ビジネスの展開

昨年はバングラデシュでのオフショア開発をスタートしました。こちらはGeneXusではなくスクラッチ開発ですが、向こうの技術レベルもだいぶ判ってきましたし、バングラデシュ側の事情も見えてきました。単純にオフショア開発の拠点とするだけではなく、今後は現地ビジネスの展開もしていきたいと考えています。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

2016 - 新年のご挨拶

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新年、明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い致します。

新年にあたって、昨年の振り返りと今年の目標を記したいと思います。


昨年は新会社「イノベーティブ・ソリューションズ」の立ち上げに注力しました。
思い描いたビジネスモデルを実現すべく進めてきましたがまだ思ったような結果が出るまでには至っていません。フィジビリティスタディーの要素があるとはいえ、今年はさらなる進捗が出るように邁進する所存です。

以下、今年の活動目標です。

1.物流業務向けソリューション「見える化システム」のソリューション化
 すでにあるお客様でトライアル頂いていますGeneXusで開発しました倉庫管理システム(WMS)と連携した倉庫業務の見える化システムをソリューション化し提供していきたいと思います。

2.大型案件の受注
 イノベーティブ・ソリューションズのビジネスの三本柱は
 ・コンサルティング
 ・パッケージ導入
 ・アドオン開発
 です。ひとまずのターゲットとしては物流業務にフォーカスし、最適な業務フローの組み立て→サプライチェーン大手マンハッタン・アソシエイツのWMSパッケージ導入→周辺システムをGeneXusで開発。という流れを想定しています。
GeneXusに関しては、近年「超高速開発」というキーワードで注目されています。もともと開発の効率化や工数の削減といった観点でとらえられる事も多かった為、どうしても開発期間を圧縮する方向にプロジェクトがなってしまいます。それはそれで(結果がきちんと出せれば)いいと思うのですが、短期勝負の繰り返しではどうしても根本的な創意工夫とかGeneXus開発におけるイノベーションが生まれづらいのでは? という杞憂を感じています。
そこで、我々としては比較的大型のパッケージ導入を軸にGeneXus開発を組み合わせる事でプロジェクトの期間が1年から2年程度の猶予を持つことができ、その中で色々と工夫した取り組みをしていきたいと考えています。

3.SFAアプリのリリース
 2年越しになってしまいましたが、営業的な都合で開発がストップしていました。こちらもなんとか進めて行きお客様に提供できるようにしたいと考えています。

4.その他
 イノベーティブ・ソリューションズでは、日本人に限らず、中国、韓国、その他アジア地域の人達とも連携しながらビジネスを進めて行く予定です。景気が上向くなかシステム開発に係わるエンジニアも人不足が叫ばれています。我々としては日本人のみならず、やる気と実力のある人であれば国籍関係無く組織に取り入れていくつもりです。
そしてマーケットも日本のみにこだわらずワールドワイド展開ができるよう模索していきます。


本年もどうぞよろしくお願い致します。

2015 - 年末のご挨拶

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今年も残すところあと一週間となりました。少し早いですが年末のご挨拶です。

私は新会社(イノベーティブ・ソリューションズ:ISOL)の立ち上げで多忙な一年となりました。おかげでこのブログは更新頻度が落ちてしまったのは反省点ですが・・
9月にありましたGeneXusイベントでもISOLの設立経緯や開発したソリューション(倉庫業務における見える化システム)の発表をし、次のステップへの足がかりの一年になりました。来年もより一層の飛躍が出来るよう邁進していきます。

ウルグアイからもクリスマス&ニューイヤーカードが届いています。Artech社は12月1日からGeneXus社に社名変更となりました。GeneXusイベント25周年を迎え名実共にGeneXusとしての新たな出発となる事でしょう。




それでは皆様よいお年を。




10月1日にリリースされたMac OSの新バージョン「El Capitan」ですが、あちこちで不具合の報告が上がっています。私もiMacをアップデートしたところ、Office 2016が落ちまくりで仕事になりませんでした。現在では問題が解消したアップデート版がリリースされています。

さて、GeneXus関連でもEl Capitanにアップデートすると問題が発生する事が確認されています。

具体的にはスマートデバイスジェネレーターにてiOSアプリケーションをビルドする時にGeneXusからsshでMac OSにコネクトする時にAlgorithm negotiation failというエラーメッセージが表示しビルドが中止されます。



調べて見たところ、OpenSSHのバージョンが6.7以降で同様のエラーが発生するようです。
GeneXusに限らず皆さんかなり戸惑っている様子でした。

El CaptionのSSHのバージョンを確認したら6.9でした。これでは今までのSSHクライアントでは接続出来ないはずです。




対応策ですが、さらにネットを調べていたらStack Overflowで開発チームのSebastianとMarcosが回答していました。GeneXusに標準バンドルされているMac OSへの接続モジュールのパッチがありました。

Evolution 3版のパッチはこちら

Salto版のパッチはこちら

zipファイルを解凍後、以下のフォルダーにコピーします。
%GeneXusインストールフォルダ%/iOS

尚、こちらはあくまでも緊急対応用と思われ、正式版としてはEvolution3 Upgrade5で対応する模様です。(SAC #38590 Generando iOS con OS X "El Capitan" da error: algorithm negotiation fail. )




このセッションは開発チームFederico Azzato(フェデリコ・アザト)によるLive Editing(ライブ・エディッティング)のお話しです。昨年のインターナショナルミーティングで発表されたLive Editingですが、その後一年経っての最新情報です。





そもそも Live Editing という機能が考え出された背景ですが、昔々はGUIを開発する事が大変だったため(GUIのレイアウトもコーディングで定義)、WYGIWYG(What You See Is What You Get(見たままが得られる))というVBを始めとするグラフィカルなレイアウトエディターが考え出されました。
しかし、その後のスマートデバイスの登場で実装する環境の多様化・複雑化し、本来開発者にとって優しく簡単であったレイアウトエディターが、開発時には実行時の様子が全く判らない不親切なものへと変わってしまいました。(プレゼンでは洒落でWYSINLWYGAGYHと言っています)

そういった状況を打開するために Live Editing という動作しているアプリケーションをそのままエディットする機能が考え出されました。(今回のセッションではスマートデバイス用のLive Editingです)

具体的には
・immediate visualization(即時の可視化)
・live inspection(ライブインスペクション)
・immediate edition(即時エディション)
があげられます。


まず、どうやって動作しているかですが
AMALEP(非同期魔法の素晴らしいライブ編集プロトコル(たぶんこれも洒落です))というプロトコルを使っているそうです。
後でデモがあるのですが、デモを担当してるのがWilly(ウィリー)というエンジニアなのですが、彼は元々DebuGXというGeneXus用のデバッガーソフトを開発していて、恐らくその技術の進化形としてLive Editingを実現していると思われます。


実際の使い方ですが
1)GeneXus IDE上でビルドモードをLive Editingに変更し、ビルドする
2)フォルダービュー内のLive Editingビューを表示する
3)アプリケーションを実行すると、GeneXusのLive Editingビューにコネクト表示がされる
と至って簡単です。

あとはGeneXus上のレイアウトエディタ上でコントロールの配置やサイズの変更、色やフォントの変更など、ビジュアルデザインの変更を行うとコネクトしているスマートデバイス上で即座に変更が反映されます。即座にですよ、即座に。ちょっと信じられませんね。ビルドどころか保存もしてないのに。
又、今回デモされた新たな機能としては、ライブインスペクターという機能があります。スマートデバイス上で実行している画面をGeneXus上に取り込んで、画面レイアウトを3D表示させます。その3Dモデルをぐるぐる動かす事で、2D表示では重なって選択しづらいレイヤーの重なり合いを立体的にし、選択しやすくしています。上の写真がちょうどライブインスペクターをデモしている所です。GeneXusのライブインスペクタ ウインドウにスマートデバイスアプリの実行画面が表示されています。(写真の彼がデモを行っているWillyです)


今後は、Webジェネレータ版、Windowsジェネレーター版、データ版など、順次実装していく予定です。









[注意]当レポートはウルグアイでのイベントの模様を報告するものです。情報としてはベータ版や将来予測も含まれており、リリース時と異なる事もあります。あらかじめご了承ください。
今回はサポートチームのGraciela Liston(グラシエラ・リストン)によるDynamic Transactionに関するセッションです。

トランザクションオブジェクトの進化形としてダイナミックトランザクションというものが追加されます。

GeneXusにおいてはトランザクションを定義するという事は、for eachコマンドやGridコントロール上で項目属性名の指定だけでデータベースにアクセス可能になりますが(GeneXusが項目属性から推論してテーブルやJOINを特定)、それを拡張してデータベーステーブルだけではない他のリソース(View、サービス、NoSQL、etc)もGeneXus開発者にとっては透過的にアクセスできるようにする。というコンセプトです。

全てのリソースにアクセス出来るような実装には時間が必要です、ダイナミックトランザクションというコンセプトはミドルタームの話、個別の実装はショートターム(例えば次期バージョン)での話。となります。





今回のセッションでは次期バージョンであるSaltoで実装予定のダイナミックトランザクションの機能紹介です。


[固定値]
 トランザクションオブジェクトのプロパティを
Data Provider = True
Execution Time = Creation Time
Update Policy = Read Only
と設定すると保存時にデータプロバイダーがトランザクションの配下に作成されます。データプロバイダーのソースとして(トランザクションのストラクチャーがそのままディフォルトで記述されていますので、データプロバイダーの書式でアウトプットデータを定義していくと、 データベース再編成時にデータプロバイダーに定義したデータがテーブルにロードされます。

Update PolicyがRead Onlyになっているため、トランザクションオブジェクトからは更新は出来ません。(リードオンリー)
但し、プロシージャーオブジェクトでnewコマンドやfor eachコマンドを使っての更新処理は可能です。(テーブルの定義としてガードが掛かっているわけではありません)




[初期データロード]
トランザクションオブジェクトのプロパティを
Data Provider = True
Execution Time = Creation Time
Update Policy = Updatable
と設定します。作り方は先の固定値と同じで、違いはトランザクションの実行時にデータの変更が行えます。従って、機能的には従来のトランザクションと同等で、DB再編成時の挙動が違うだけです。

DB再編成時のインパクトアナリシスレポート。テーブルデータの初期化プログラムが実行される旨がレポートされています。



[アクティブ]
トランザクションオブジェクトのプロパティを
Data Provider = True
Execution Time = On Demand
Update Policy = ReadOnly
と設定します。 この場合、リードオンリーのオンデマンドですので、物理的にはVIEWが作成されます。この機能によりGeneXus単体でもVIEWが作成・管理できるようになります。この例では既に定義済みのパーソントランザクションと体重記録トランザクションを使って、新たにアクティブパーソントランザクションを作成しています。

データプロバイダーではアウトプットデータをハードコードするのではなく、パーソントランザクションの項目属性を参照しています。抽出条件としては直近1ヶ月間で体重ログに記録がある人のみを対象としています。
DB再編成時のレポート。SQLステートメントが「Create View」になっています。


[ユニオン]
GeneXusでも遂にUNION SELECTが使えるようになります。まず最初に全くリレーションのない2つのトランザクションが定義してあります。ここではReceipt(領収書)とInvoice(請求書)があります。
それに対し、新たなトランザクションDocument(帳簿) を作成し、先ほどと同様にプロパティはリードオンリーでオンデマンドの設定をします。
違いはデータプロバイダーの記述。ソースの部分にReceiptとInvoiceの項目属性をそれぞれに定義します。これによりDB再編成時にUNION SELECTしたVIEWが作成されます。



[テンポラリー]
こちらもVIEWを作成します。例では指定日付を基準に価格履歴から該当する価格表を抽出するモデルです。
まず元となる(データを保持する) Product Change Priceトランザクションを定義します。


続いてProductPriceトランザクション(価格表ダイナミックトランザクション)を定義します。Parmルールで価格適用日付を受け取ります。





データプロバイダー側で価格履歴から指定日付に該当するレコードを抽出するMAX式による条件を記述します。
従来のMAXグローバル式は単項目の集約化抽出でしたが、こちらはレコードセットとして取り出せます。


[アグリゲーション(集約)]
先ほどの体重記録トランザクションから有効統計トランザクション(日ごとに体重を計測した人数を抽出)を作成します。

 データプロバイダーでは計測日でグルーピングし(Unique指定)、件数をカウントします。
利用例としてはPDFプロシージャーで、指定した期間での日ごとの体重記録者数を印刷します。



[イベント]
アップデート可能なモデルです。
ここではMeasureLogトランザクションが測定した全ての種類の記録を保持します。(例えば、身長、体重、BWH、など・・BodyMeasureIDがその区分です)



次にWeightLogトランザクションを
Data Provider = True
Execution Time = On Demand
Update Policy = Updatable
と設定します。
この場合、DB再編成ではWeightLog VIEWが作成され、これを参照するとMeasureLog に保存されているデータの中から体重に関するもののみが抽出されます

更新に関してはWeightLogトランザクションのイベントにMeasureLog BCを使った更新処理を記述する事により、WeightLogトランザクションから体重データの更新処理が行えます。(このイベントコードは自動生成されるのか、手動で記述する必要があるのかは、判りませんでした)






[注意]当レポートはウルグアイでのイベントの模様を報告するものです。情報としてはベータ版や将来予測も含まれており、リリース時と異なる事もあります。あらかじめご了承ください。
このセッションはCTOであるGaston Milano(ガストン・ミラノ)によるGeneXus in the short and medium teamというタイトルで、GeneXusのちょっと先の話になります。








 今回のイベントでは「What's next」といテーマですが、このセッションでのWhat's nextとは「Salto」つまり次期バージョンのGeneXusのお話しです。
 GeneXusではナレッジ・ドリブン・デベロップメント(ナレッジ駆動開発)になっています。ナレッジベースを開発する事により、各ジェネレーターがそれぞれのプラットフォームのアプリケーションを生成します。
 Webジェネレーターでは.NETやJavaでアプリケーションをジェネレートし、Webの標準であるHTML5、CSS3、JavaScript、RWD(レスポンシブWebデザイン)をサポートしています。
スマートデバイスに関しては、AppleはSwiftという新しい言語を出してきました。GoogleはAndroid/Javaを継続、MicrosoftはWindows10でPC、タブレット、携帯電話、Xboxなどクロスプラットフォーム化を狙っています。
Saltoではいずれもサポート予定。
 そして、新しいデバイス用であるウェアラブルジェネレーター。
GeneXusでは一つのナレッジからそれぞれのジェネレターが各プラットフォームのアプリケーションをサポートしていきます。








話は変わってGeneXus上でのモデリング(開発)の話。開発パワー、シンプル化、そして生産性について。




 開発パワーとしてはトランザクションの進化。GeneXusでは「ユーザービュー」という考え方・手法でモデリングを行っていく。(以前、ゴンダ会長のスピーチでありましたが、例えば絵画では遠近法という手法の発明で誰もが立体感のある絵を描くことが出来るようになりました。ソフトウェア開発でも同じように誰もが簡単に開発できるような手法が出来ないものか?というのがGeneXusを作るきっかけになったそうで、ユーザービュー:人から見たシステム、つまりUIを(トランザクションとして)定義していくと、その内部(データ構造)をGeneXusが自動的に設計する(正規化する)という手法を編み出しました。)


トランザクションオブジェクトの進化形としてダイナミックトランザクションというものを追加します。
GeneXusにおいてはトランザクションを定義するという事は項目属性の指定だけでデータにアクセス可能(for eachコマンドやGridコントロール)になりますが、それを拡張して、テーブルだけではない他のリソース(View、サービス、NoSQL、etc)もGeneXus開発者にとっては透過的にアクセスできるようになる。というコンセプトです。
(ダイナミックトランザクションに関しては別途セッションがありましたので、こちらも別エントリーで纏めます。)




続いて、スマートデバイスのモデリングのシンプル化。
SDコンポーネント。WebジェネレターではWebコンポーネントというオブジェクトで画面の部品化を実現した。同じようにスマートデバイス用パネルもコンポーネント化し再利用を可能にします。
もう一つはモバイルアプリケーション用のUX(ユーザーエクスペリエンス)パターン。
これはインターナショナルミーティング用のスマートデバイスアプリですが、スピーカー紹介画面で画面をスワイプすると、それにつられてホダール社長の顔写真が動きます。
こういったユーザーエクスペリエンス(ここでは画面上のエフェクト)。 他にもリスト表示でスクロールアップした時に画面上部のタイトルエリアがスクロールアウトし一覧表示するエリアを広くする。など。それぞれのアプリケーションで同じ様なユーザーエクスペリエンスを実現できます。



他にもノーティフィケーション(通知)、ウェアラブルデバイス、ビーコンなどなど。

続いてWebアプリケーションのモデリング。
Webモデリング(開発)はアブストラクト・レイアウト・エディター→UXの実現→Webスタンダードの品質(アクセシビリティなど)。こういったものの実現もシンプル化します。
マルチデバイス環境ではWebファーストの開発(Web→SD)、SDファーストの開発(SD→Web)、どちらも可能です。


シンプル化の最後はクラウド。PAASとして色々なプロバイダーが提供をしています。それぞれに対してデプロイを素早く、シンプルに出来る事が重要になってきます。


続いて生産性。
ユーザーインターフェイスの開発において実は問題があります。モデルを抽象化して開発できるようになりましたが、今度はインターフェイスデザインの実装が難しくなってしまった。そこでソリューションとして考えられたのが、昨年のイベントで紹介した新しい機能「Live Editing(ライブ・エディッティング)」です。
GeneXus上でユーザーインターフェイスのデザイン(レイアウト)をする時、コントロールの右寄せ・左寄せ、フォント、カラーなど、ビジュアルデザインの設定・調整を行うと、接続したスマートデバイス上で即座に結果が反映されます。つまりライブデザインが行えるようになります。
そして、スマートデバイスで表示している画面(構成情報)をGeneXus上でも表示できるようなりました。これにより画面を構成しているレイヤーごとのプロパティー設定を直感的に簡単に指定できます。
(LiveEditiongに関しては11月のGeneXus Day 2015にてGastonが講演をしますので、その時に実際のデモが見られるでしょう)



モデリングの効率化。開発を進めていくとナレッジベースが巨大化してくる。沢山のオブジェクトを開発するための効率化が必要になってくる。APIジェネレーターやSDTジェネレーターなど、Hidden(見えない)ジェネレター。
そして巨大化したナレッジベースは管理が複雑になります。Evolution3からモジュールオブジェクトが追加されています。モジュールも進化します。ナレッジベースのライブラリー化・共有化が可能になります。












[注意]当レポートはウルグアイでのイベントの模様を報告するものです。情報としてはベータ版や将来予測も含まれており、リリース時と異なる事もあります。あらかじめご了承ください。

今回のセッションはCOOであるGustavo Carriquiry(グスタボ・カリキュリ)氏による、「What's Now」というタイトルで現在のGeneXus市場の報告です。







過去から現在までのEvolutionシリーズの流れです。2008年にバージョンXがリリースされてから、2009年にEvolution1、2012年にEvolution2、2014年にEvolution3がリリースされ、今日現在ではEvolution3 Upgrade4が最新バージョンとなっています。
ユーザーにおける各バージョンの構成比ですが約半分はEvolution3になっています。Evolution2を含めると80%近くがスマートデバイスジェネレーターをサポートしたバージョンを使っている事になります。このあたりは日本とはかなり状況が違っているのではないでしょうか?



GeneXusという製品の中で、「革新性・俊敏性」と「安定性・品質」をどう両立していくか? という話です。
現在では製品を2つのチャネルで開発・管理しています。1つがベータチャネルとして次期バージョンの開発を行い、もう一つがリリースチャネルとして正式リリースされた製品版の開発を行っています。
これは平行的に開発がされており、それぞれリソースが管理されています。
リリースチャネルに関しては、リリースの前には必ずプレビュー版を公開して、次のアップグレードにどんなバグフィックスが含まれるか? どんな機能追加が行われるか? 事前にテスト出来るようにしています。
現在はUpgrade4がリリースされたばかりですが、次のUpgrade5は11月9日のリリースがスケジュールされています。

そして、リリースチャネルにおける革新性としては、ベータチャネルで開発・テストを行っている新機能のうち、リリース版でも有効且つ組み込み可能な機能に関しては、新バージョンのリリースを待たずに現行バージョンに移植する事も行っています。



技術トレンドはWeb、Apps、Cloudの3つ
まずWebに関しては、スムース(Smooth)とRWD(Responsive Web Design:レポンシブWebデザイン)の成熟です。既にEvolusion3の新機能としてリリース済みですが、数々の事例が出てきています。

以下、紹介された事例です。


こちらが日本の株式会社サイバーリンクスが開発しましたスーパーマーケット向けの基幹システムです。








続いてスマートデバイスアプリの開発です。
素晴らしいユーザーエクスペリエンス、デバイスの統合、オフラインアプリケーション、企業アプリなど、スマートデバイスジェネレーターの特長を活かした数々の事例が出てきています。





最後にクラウド。こちらは新しい実行環境(プラットフォーム)。GeneXusも開発(プロトタイピング)用環境としてのクラウドを提供。4年間で65,000のアプリケーションが動作しています。

そして次は本番(プロダクション)環境としてのクラウドを提供します。

GeneXusで開発したアプリケーションをそのままGeneXus上から本番環境としてのクラウドへデプロイします。



機能としては、デプロイ&管理するためにGeneXus Cloud Manager、実行環境としてGeneXus Cloud Unitsに分かれます。






GeneXus Cloud Unitsは現在ではクラウドの主たるプレイヤー、Amazon(AWS)、Microsoft(Microsoft Azure)、Google(Google Compute Engine)、IBM(SoftLayer)、Montevideo comm(ウルグアイの会社)、SAP(HANA Cloud Platform) が予定されています。





ここでもOne more thing...
インテグレーション、つまり統合性機能です。


この秋、日本でもリリース予定のERP Connector for SAP。 「for SAP」とあるとおり、ERP ConnectorはAPIを提供しているERPに合わせたコネクターをリリースする事により、それぞれに接続する事ができるようになります。


K2BやBantotalなども準備中です。(なので、日本製のERP向けのコネクターも開発すれば・・・となるはず??)




こちらはmercado libre(メルカド・リブレ)というECサイトが提供ているAPIにアクセスするためのSDKです。




[注意]当レポートはウルグアイでのイベントの模様を報告するものです。情報としてはベータ版や将来予測も含まれており、リリース時と異なる事もあります。あらかじめご了承ください。


GeneXus Day 2015が開催されます

ジェネクサス・ジャパン社主催のイベント、GeneXus Dayが今年も開催されます。今年は午前中がArtechを始めとするテクニカルのセッション、午後はパートナー・ユーザー企業による事例発表と、まる一日GeneXusをお楽しみ頂けます。


以下、同社の特設ページから

ジェネクサス・ジャパン、年間最大のイベント「GeneXus Day 2015」を2015年11月25日(水)に開催します!
今年は史上初となる、午前から午後まで1日まるごと GeneXus をお楽しみ頂くイベントとなります。
午前のセッションでは、「GeneXus」開発元の Artech 社、「GeneXus」のオプションツール「WorkWithPlus」「SmartDevicesPlus」の開発元の DVelop 社、それぞれのキーパーソンがウルグアイから来日し、GeneXus コミュニティの世界一ホットな情報をお伝えします。
午後のセッションでは、4社の企業様より GeneXus の導入事例や今後リリースされる製品の評価結果についてご発表いただきます。
そして、講演会場に隣接するフロアでは展示会場を設け、12社の弊社パートナー企業によるブース展示を行います。
各パートナー企業の強みを生かした多彩な展示を、会場でお楽しみください。
GeneXus のすべてをつめこんだ、濃厚な1日です!お見逃し・お聞き逃しのないよう、 お申し込みの上、ご来場ください!

お申し込みはこちらから。
皆様のお申し込み、ご来場をお待ちしております。




今年も去る9月28日から30日の3日間、ウルグアイにてGeneXusインターナショナルミーティングが開催されました。今回で25回目という記念のイベントです。3,300人以上、30ヶ国からの参加者が集っています。当然の事ながら私も参加してきました。当ブログでウルグアイでの最新情報をレポートしていきます。



まずはNicolas Jodal(ニコラス・ホダール)社長のオープニングスピーチからです。今年のイベントのテーマは「What's Next?」という事で、25回という節目の年らしく、これからの方向性を占うような内容になりそうです。







テクニカルなキーワードは3つ。「Web」「Apps」「Cloud」です。







Webに関してはオープンソースも含めて様々なテクノロジーの集合体で成り立っていますが、最近Googleはモバイルフレンドリー(モバイルの画面サイズに最適化した画面レイアウト)なサイトが検索に優位になるようにアルゴリズムを変えてきています。

開発をする側としてはRWD : Responsive Web Design(レスポンシブ・Web・デザイン)が重要になってくるわけで、GeneXusとしてはEvolution3(エボリューション3)から既に対応をしており、優位性をアピールしていました。



モバイルアプリケーションとしては新たなバージョンと新たなプラットフォームが今後広がってきます。もちろん、GeneXusとしても最新バージョンで対応していきます。





そしてクラウド。IaasからPaasへ利用が広がる中、サービス提供者としての役者が揃ってきました。(Amazon、Google、Microsoft、IBM)
GeneXusではEolution2からプロトタイプ(開発)環境としてのクラウドを提供してきました。65,000以上のアプリが稼働しています。今回、GeneXus Cloud というプロダクション(本番)環境としてのクラウドを利用できるようなサービスが発表になります。(詳しくは別エントリーで書きます)






ここでスピーカーが交代。開発チームのGonzalo Gallotti(ゴンサロ・ガロッティ)がプレゼンを進めます。








これは彼がGeneXusで開発したメキシコのサッカーリーグアプリ(サッカーの試合結果が見られるアプリ)です。iOS用とAndroid用に今年(2015年)の2月にリリースしたのですが、なんと1,000,000ダウンロードだそうです。ミリオンですよ、ミリオン。Appストアでも5星の評価で、フリー(無料)アプリのランキングトップだそうです。


数字的には300,000ユーザーが週末に視聴、35,000ユーザーが同時接続。
80,000,000プッシュ通知を送信、最大1秒あたり200,000プッシュの処理量だそうです。すごいスケールですよね。日本だとGeneXusは業務システム開発向けという色が濃いのですが、こちらでは自分達がアプリ提供・サービス提供事業者になれる。という感覚なのでしょう。



One more thingという事で...
開発チームのFabian Inthamoussu(ファビアン・インサモス)とGabriel Simonet(ガブリエル・シモーネ)と共にロンドンにあるアップル社のヘッドクォーターに行ってきました。



アップルのヘルプを受けて最初のWatchアプリケーションを開発しました。(OS2用)








ここでまさかのサプライズ! 
Artech(アルテッチ)という社名ですが、GeneXusに変更するそうです。GeneXusという名前の方がArtechより有名になったし、ウルグアイとしてのブランドになったので。(具体的なスケジュールは不明です。in the futureと言っていました)





そして、もう一つサプライズ。ジェネクサス・ジャパンのビジネスパートナー(販売パートナー)として新たに加わりましたJBCC株式会社の東上社長が紹介されました。





東上社長が壇上に上がりイベント参加者に挨拶をされました。オープニングスピーチでこういった紹介をされるのは非常に珍しいですね。Artechとしても日本市場に期待をしているのでしょう。






と、いう事で、いきなりオープニングスピーチからてんこ盛りの情報でした。次回から私が注目したセッションを紹介していきます。

[注意]当レポートはウルグアイでのイベントの模様を報告するものです。情報としてはベータ版や将来予測も含まれており、リリース時と異なる事もあります。あらかじめご了承ください。